企業のWEBサイト制作において、初期段階で、こんな感じのウェブサイトを作ってほしい、とサイトの見てくれの話に終始してしまうクライアント様がいまだに多い。誰に何をどのように伝え、その結果どれくらいの利益を得たいのか、という基本的で大事な部分は具体的になっていないまま、顧客を増やしたい、売上を上げたい、見栄えの良い（知り合いに自慢できる）WEBサイトが欲しい、と。
現在、WordpressなどのCMSやbootstrapなどのフレームワークを用いてお金をかけず体裁の整ったウェブサイトを入手することは簡単にできます。デザイナーに「スキン」とよばれる見てくれの要素をカスタマイズしてもらえば 知り合いに自慢できるレベルのウェブサイトは簡単に制作できる時代なのです。
しかし、誰に何をどのように伝え、どうやって収益に結び付けるかという戦略は、有能なコンサルタントよりもセンスのあるデザイナーよりも経営者自身の思いをベースに構築すべき。「経営者の思い」のなかにWEB戦略が含まれている状態であれば、外注業者も、社内スタッフも「思いを形にする」ことに尽力するでしょう。
企業のWEBサイト制作においては皮(SKIN)よりも体幹(CORE)が重要です。戦略構築の丸投げ先にコンサルタントを使うのではなく、社内のリソースで戦略構築できるようになれるように、コンサルタントを活用すべきだと思います。まずは体幹を鍛えていくべきでしょう。
